在留資格申請取り下げの備忘録について

在留資格の取り下げの取り扱いについて、こちらのお客様が受けた扱いについて、備忘録として記したいと思います。

引き受けた経緯

2025年7月後半、一本の電話を受けました。

その電話は「日本人の配偶者等」の在留資格を申請してほしいという電話でした。

その日は車庫証明の申請も終わった後で特に予定もなかったため、午後16時頃に面談をすることになりました。

話を伺うと、神奈川の行政書士様に依頼して在留資格認定証明書交付申請(COE)を2025年1月に申請したが、妻(外国人)と連絡が一時的に取れなくなったため取り下げたのだが、妻との連絡も取れて申請したい。

今回取り下げをしてしまったために神奈川の行政書士に断られてしまったため、新しい行政書士を探していたとのことでした。

様々のことを顧慮し、一発で不許可になる事由を考えましたが見つかりませんでしたの、受任することにしました。

取り下げられていることでどうするかを検討したところ、難しいが「短期滞在」→「在留資格変更申請」をするか、帰国後にふたたびCOEを申請するかで依頼人に選択していただいたところ、是非前者でいきたいということで、マッハで申請書作成し、東京室入国管理局の永住部門に提出することになりました。

いざ、品川へ

真夏の太陽がぎらつき、汗だくになって8月1日、東京室入国管理国に到着しました。番号札をとり、いざ順番になり、変更申請をしたい旨担当官に述べると、「審査が継続しているので、いったん取り下げてからでないと受理できません」との回答をえました。

正直パニックに陥りました。取り下げたと聞いていたからです。正直今回の報酬は、難しい申請だったので、通常料金よりも高額で、しかも出張旅費までいただいていたので、依頼人が嘘をつくわけがありません。

外に出ると、外国人がたむろする入り口を抜け、バス停に向かいながらすぐに電話をしました。が、なかなかつながらす、依頼者が電話に出たのは東京駅に着いた頃でした。
依頼者もかなりうろたえていた様子でした。

依頼人は電話口で「間違いなく取り下げをしている」いるが、前任の行政書士に確認するので、帰るのを待ってほしい、とのいわれ、東京駅にとどまりました。

依頼者からは確実に取り下げは行った旨の連絡を受けたのですが、なすすべもなく、帰るしかありませんでした。正直、夢でも見ているのかと思いました。

電話で再度の確認

帰ってきて依頼者に会い、今後の方針を話し合いました。もし、取り下げがなされていないのならば、すでに7カ月が経過しているのだから、このまま変更申請をすることなく、待っていることが得策ではないか、との結論に達しました。

しかし、万が一こちらが本当に夢でもみていたら依頼者に迷惑が掛かります。

そのため、電話で確認することにしました。

電話は大体一日目でつながることはありません。2日目でつながり、確認したところ「審査中」であるとの回答を得たのでこのままCOEの結果を待つことにしました。

待てど暮らせど知らせがない

時はながれ、依頼者の奥様が帰国しなければならない12月後半になりました。

依頼者から、いつ結果が出ますかね、と言われ入管に電話をかけることにしました。
こちら的には通常

例によって1日目はつながらず、翌日別の仕事を終えた後に電話を掛けた後、なぜか2回目で電話がつながりました。

私「もしもし、お尋ねしたのですが東永T-〇〇〇〇〇についての審査状況を教えてほしいのですが」

審査官「肺少々お待ちください」

しばらく沈黙

審査官「もしもし、こちら審査が終了しております。取り下げによる審査終了です」

私「???」

耳を疑いました。審査官にこれまでの経緯をはなしをしました。何度聞いても審査中である旨の説明を受けたこと。
しばし沈黙。

しかしこちらの行動に証拠は残っておらず、審査官もパソコンを見て話しているだけで、実際の担当は別の人に違いありません。

このままにしていてもらちが明かないので、5月に申請した永住申請についての審査状況を確認し電話を切りました。

依頼者に報告

すぐさま依頼者に報告しました。

本件については振り回されているのでかなり冷静でした。

もちろん少しうろたえていましたが気を取り直し、仕事に戻っていきました。

このようなことが起きないためにはどうすべきか

ではこのようなことが起こらないようにするにはどうすべきか。

入管の対応を問題とするのは簡単だが、入管の忙しさを考えると、申請側がもう少し気を付ける必要を感じます。

・取り下げの受領印押した控えをうけとっておくこと。

・電話や対応した審査官の名前を聞いておくこと

・取り下げ申請を行った後、入管に取り下げが行われたか確認すること。控えがありば確実です。

審査に待った時間は、騒いで勝ち取っても戻ってきません。依頼者の気持ちを考えるといたたまれませんが、今後を考えて、COEの再申請という方向で進んでいくことを考えております。